ベトナムの料理に使われる果物

はじめに

ベトナムは非常に果物が豊富な国です。しかも安い上に美味なので観光に訪れる人々は必ずといっていいほど、ベトナムの果物を購入し、食します。そんな果物はベトナムではどのように食べられ、料理に加工されているのでしょうか。

そこでベトナムにおける果物についての情報をまとめました。

ベトナムにはどんな果物があるか

ベトナムには実に多種多様な果物があります。一例としては、マンゴー、ドリアン、パパイヤ、リュウガン(竜眼)、ライチ、ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、ザボン、レモン、ライム、レンブ(ローズアップル)、スターフルーツ、イチゴ、キンカンの一種、オレンジ、パッションフルーツ、ココナッツ、スイカ、ブドウ、桃、ジャックフルーツ、ザクロなどサトウキビなどです。

これらはデザートや飲料などの甘味に使うこともあれば、果実が未熟で甘味がない時にはサラダにするなど主食の一部として食べられることもあります。

フォーなどの調味料としての果物

フォーはベトナムの代表的な麺料理ですが、そのフォーを頼むとレモンやライム、もしくはキンカンがそれらの代用として添えられていることがあります。

ベトナムでは料理を調味料で自分風にアレンジしたり、トッピングしたりすることが多いので、これらの果物は風味つけや、ちょっとした調味料としても欠かせないものなのです。

果物には塩や唐辛子の粉をつけて食すことも

ベトナムでは屋台で様々な果物を購入することができます。それらはそのまま食べてももちろん美味しいですが、青マンゴーなどまだ熟しておらず甘味がないものなどは、塩や唐辛子の粉などをつけて食べるということもあります。

青マンゴーはゴイ・ドゥードゥというサラダに調理されて食べられることもある果物です。

他にサラダとして食されるのはザボンなどがあり、ポメロサラダと呼ばれます。味付けはハーブとニョクマム(魚醤)唐辛子などでされています。

バナナは万能食材

ベトナムではバナナは料理によく使われる果物です。例えば生食はもちろんのこと、皮をむいて実を潰してんぷらにしたり、実以外に花や茎は薄くスライスし酢水でアク抜きした後、レタス、ハーブなどと一緒にサラダとして食べたりもします。

パイナップルは肉料理の定番

バナナの他にもよく食べられるのがパイナップルです。この果物は肉を柔らかくする作用があるため、牛肉の炒め物などに使用されます。

また生春巻きの具、スープの具などにも使用されることもあります。

果物どんぶりやナタデココ、ジュースとしての果物

やはり果物は甘味の具やジュース、菓子などに使用されるのが定番です。

例えばベトナムの屋台では氷が上にのった果物がふんだんに使用されている果物どんぶりを食べることができます。

これはプレーンヨーグルトなどを入れて食べることもあります。

また、日本人にはすっかりおなじみになったナタデココなどもココナッツの汁を使用したものですから、ベトナムでは甘味によく使用されたりします。

ジュース類もスイカのジュースなど日本ではあまり飲めないような果物のジュースが揃っています。

まとめ

いかがでしたか?ベトナムは東南アジアの中でも特に果物の種類が多く、美味であると言われていますから、旅行に出かけた際は一度、食べてみることをおすすめします。